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【グッド・コマーシャル:西野亮廣】心に残ったシーンを振り返る

キングコング西野亮廣さんのグッド・コマーシャルは、僕の中で笑えて勇気が出る本です。

※文章内には、ネタバレが含みますので、まだ読んでいない方は、ご注意ください。

場面の描写がいちいち繊細で面白い

主人公の芥川が赤い蝶のスパンコールがあしらわれた仮面を被るシーンがあるんですが、そのシーンが文学的に繊細に描写されていて、「どこに才能使うねんっ!」とツッコミたくなります。

ここは声出して笑っちゃった!

そういったコミカルな場面が沢山出てくるんですが、その時々でいちいち細やかな描写がされていて、計算された物語自体の面白さに相反するような可笑しさがありますし、それが僕的には好きです。

スピード感のある展開

物語に出てくるモノコトがすべてに何らかの意味があって、その1つひとつが、ガチガチって一機に繋がっていくのが、ジェットコースターのようにエキサイティングで爽快です。

初めてコーラを飲んだような感覚を覚えてますか?

「痛たた、何これ?」「あれ、うまいかも・・」で、いつの間にか飲み干してるような何だか心地いいみたいな。

クロサワが首吊りの為に下げていたロープに腕を入れて、人質のフリをするシーンも、笑えます。

「ろうそくはここと繋がるんかぁ~」とニヤニヤしながら思ったり。

そこから畳みかけるボケの連射が、1つ目に耐えれても、2つ目、3つ目と飛んで来るんで笑わずにはいられませんでした。

勇気づけられる情熱的な言葉が散りばめられている

「現実がいつも正しいか?」

プロローグから一機に心を鷲掴みされるサンタクロースの存在を信じさせる両親の嘘の話から、「現実がいつも正しいか?」って、カッコよすぎません?

そして、「一番楽しい嘘が、一番正しい」それが真理ですよね。

脱線しますが、そのシーンで前回記事で書いたモヤモヤが残っていた「笑って人類」のラストシーンの考察が深まりました。

「アンドロイドであることをカミングアウトする事が正しいか?」と言い換えてみると、カミングアウトしてしまえば、物語の中では必ず世界平和は後退します。

そんなことより、両親が子どもにサンタクロースの存在を信じさせるように、世界の平和を築いていく事の方が、正しいことなんじゃないかと、グッド・コマーシャルに教えて貰った気がしてます。

誰かのためになれることが生きる根源

私はクロサワに重ねてしまう部分が大いにありました。

病んでいるわけじゃないんですが、生きる希望とかって、明確に持ててなかったなと思うんです。

自分だけでは気づけない価値があって、それは他者とのコミュニケーションの中でしか、自分を映し出せないよな、とも思いました。

仲間を見つけられている人って、本当に幸せだと思います!

夢の入り口はいつだって少しの勘違い

ラストの回想シーンで出てくる「夢の入り口はいつだって少しの勘違い」。

これもめちゃくちゃ熱いなと思います。

チャレンジの意味合いとファタンジーの意味合い、そして、グッド・コマーシャルという世界観にかけているんだろうなと勝手な解釈して、はしゃいでます。

芥川の言うセリフが、作者である西野さんの作品への想いのように感じるシーンもあります。

自分の作品が誰かの助けになっているということ。そのほとんどが見知らぬ誰か。

作品。キミの背中には羽が生えて、海の向こうの知らない国や、僕のいない未来にも飛んでいくことができる。

そして涙を拭いてまわって、笑い声を降らせてくれる。キミは僕の希望だ。

この事件が終わったら、キミをたくさん生もう。

愛しかないでぇ!ほんまもんの愛や!エセ関西弁やで!!

「ハッピーエンドは汗で買いな!」

ほんでもって、クロサワの「ハッピーエンドは汗で買いな!」も痺れたで!

結果を手繰り寄せるのは、物量だと言わんばかりの、このクロサワの言葉は、自分の心に一番響きました。

自分が汗もかかずに才能ないとか、結果が出ないとか言ってて、西野さんから「グダグダ言ってねぇーで、汗かけよ!全然努力が足りねーよ!」って、言われているようで、燃えましたね。

クロサワに感情移入したのは、そんな言葉からかもしれません。

最後の畳みかけるところは、夏のキンキンに冷えた炭酸飲料を一気飲みする清涼感です!

うめぇ~しゅ!

#30代なら一回は言ったことあるでしょ