おすすめ本

【13歳のホロコースト少女が見たアウシュヴィッツ:エヴァ・スローニム】レビュー

最後まで読めていないのに、おすすめ本として良いか、という声は置いておきます。

途中まで読み進めた感情を残したく、そして、読まれた方と共有したく、記事にします。

 

これまでも、ナチス・ドイツ、アドルフ・ヒトラー、ホロコーストの書籍を読んできたが、今回は、頭痛と吐き気がするほど、悍ましく、113ページで手は止まってしまった。

頭の中でイメージされる映像が耐えがたく、やり場のない憎しみや哀しみが溢れて、恐ろしくて仕方がない感情と喉元あたりが、つっかえるような身体症状が出始めた。

これ以上、読み進めると体調を崩すだろうと感じ、止めることにした。

ホロコーストがいかにして行われたのか、非人道的な行為・思想が、国全体にまで何故浸透したのか、その動機が一体なんなのか、という疑問と好奇心が以前から強かった。

このような公の場で書くと誤解を生むかもしれないが、自分も加担する立場になりかねないのではないかという思いも少なからずあった。

だからこそ、自分の中に宿る悪意は、どこから来ているのかを解明したくて、多くの関連書籍を読んできた。

ナチス親衛隊から逃げ続ける恐怖もあれば、人権を無視した人を家畜のように扱う人間がいたり、目の前で銃殺する様子を幼い子にまで見せしめたり、信じられない。

この作者も記憶を呼び起こし、文章にすること自体にも、大きな負担があったろうことは、想像に容易い。

身体が不調をきたすほどの内容というのは、生まれて初めてだ。

フィクションでも、そこまで惨いことはできないだろうと思うし、身近な人間の裏切りもまかり通っていて、本当に恐ろしい。

114ページから先の内容が知りたい気もするが、読み続ける精神力は、まだない。

このような残虐非道なことは、決して繰り返してはならない。

今もこの世界のどこかで、そのようなことが起きていないことを願うばかりだ。