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カウンセリング×AI、その可能性

精神保健福祉領域にAIの導入は、すぐには難しいよなぁ~と思っていた矢先、人間のカウンセラーとAI(ChatGPT)での、カウンセリングの研修会が開催されるようです。

ひとまず参加してみます!

PRTIMS「カウンセラーさん、話を聞いてください。私の名前はChatGPTです」クライエントAIを活用した支援者向けセミナーを5/13(土)に開催

研修に参加する前に、カウンセリングの基本的な考え方を確認し、AIの活用の意味合いを、より深く考察できるよう事前学習します。

カウンセリングとは

カウンセリングとは「言語的および非言語的コミュニケーションを通して、行動の変容を試みる人間関係」(國分康孝)

さらに分解すると

カウンセリングって?

・直面する課題を解決するという目的志向

・「成長モデル」としての人間観

・援助する人と援助される人の間の信頼関係を重視

・健康な側面に焦点をあてる

相談で意識しておくべき大前提

①相談内容についての不安

→相談の進捗により解決を図っていく中で軽減・解消

②相談をすること自体への不安

ex.話を聴いてもらいたいけど簡単には話せない、些細な言葉に敏感になってしまう

→まずは「相談すること自体への不安」を軽減する。

そのためには、信頼関係の構築が必要になる!

信頼関係構築のための基本的態度

「積極的傾聴(Active Listening)」カール・ロジャーズ(Carl Rogers)

聴く側の3要素として「共感的理解」、「無条件の肯定的関心」、「自己一致」をあげ、これらの人間尊重の態度に基づくカウンセリングを提唱しました。

①共感的理解 (empathy, empathic understanding)
相手の話を、相手の立場に立って、相手の気持ちに共感しながら理解しようとする。

無条件の肯定的関心 (unconditional positive regard)
相手の話を善悪の評価、好き嫌いの評価を入れずに聴く。相手の話を否定せず、なぜそのように考えるようになったのか、その背景に肯定的な関心を持って聴く。そのことによって、話し手は安心して話ができる。

自己一致 (congruence)
聴き手が相手に対しても、自分に対しても真摯な態度で、話が分かりにくい時は分かりにくいことを伝え、真意を確認する。分からないことをそのままにしておくことは、自己一致に反する。

引用:傾聴とは|こころの耳:働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト

信頼関係を構築する上での原則:バイステックの7原則

ソーシャルワーク分野において対人援助職が信頼関係を構築する上での原則。

バイステックの7原則

①個別化の原則

②受容の原則

③意図的な感情表現の原則

④統制された情緒関与の原則

⑤非審判的態度の原則

⑥自己決定の原則

⑦秘密保持の原則

5.相談者に伝わること・伝えること

相談者に伝わってしまうこと

支援者の価値観・考え方 > 表情・態度 > 話す内容

相談者に意識的に伝えること

・聴いていること

・責めていないこと

・過去を否定していないこと

・深刻さを受け止めていること

このような基礎的な知識をベースにカウンセリングは行われます。

正直なところ、机上の学習や知識は持てても、カウンセリングの質という点では、結局、実際の経験がモノを言うところがありました。

どんなに知識を得ても、現場に出てみないとカウンセリングがうまくならないと考えていましたし、実際にもそうです。

過去には、役者にクライアント役を演じてもらって、カウンセラーとクライアント双方の心のありようを考え、本番と同様に面接技術を向上させるOSCEを学んだこともありました。

しかし、それもコストが非常にかかりますし、手軽に出来るものではありません。

このAIの活用は、将棋界のように、カウンセラーが生身の人間との対話を通して経験値を得るが如く、劇的なカウンセリングの質の向上が見込めるんじゃないかと思っています。

テクノロジーのスピードは、とんでもない早さですね!

信じるか信じないかは、あなた次第です。